gmailを他のメールアカウントのwebメールクライアントにする。

ConoHaメールサーバーを使ってみたを読んでみて,思い出したのだが,gmail(無料版)は,POPサーバとSMTPサーバにアクセスできる。

つまり,Gmailは他のメールサーバのWebメールになれる

GmailからPOP/SMTPで他のメールサーバのメールを読む

Gmail(ウェブブラウザ)を利用する(さくらインターネットのヘルプ)を参考にする。2019/12/19現在でも大筋変更はない。

conohaメールサーバの場合

Conoha VPSのメールサーバは,SMTPとPOPが使えるため,gmailでConohaに設定した独自ドメインのメールを送受信できる。

Conoha Wingの場合を参考にして,gmail側の諸々を設定すれば良い。

Conoha WingとConoha VPSのメールサーバの違いは, VPSのメールサーバでは,

プロトコル サーバ port
smtp smtp.起動時に設定したsubdomain.conoha.io 587
pop pop.起動時に設定したsubdomain.conoha.io 110

となる。

なお,SSL通信では,Gmailからconoha vpsのメールサーバにうまく接続できない。メールサーバ側では,smtpとpopのSSLに対応しているのだが,SSL証明書が,サーバの名前とことなるサーバ名で発行されている(そもそも,サーバ名が,本当のサーバ名のcname)ためである。

POPでは,SSL通信を諦めることになる。SMTPでは,TLSで接続する。平文での通信の安全性に不安があるならば,conoha のメールサーバからGmailにメールを転送する設定にし,POPでの接続は使用しないという手もとれる。この場合は,下図のようになる。

余談

なお,conohaのメールサーバの***.起動時に設定したsubdomain.conoha.ioに対して,cnameを設定すれば,smtp,imap,popサーバに独自ドメインの名前をつけることもできる。